Interview
みんなから店長と呼ばれる男のルーツをたどる
今やFC ROMANでも絶対的な存在として、みんなから愛される存在の16.HIRABAYASHI。フットサルを愛し、そしてFC ROMANを愛するチーム最年長。夜勤明けで睡眠不足の時も、どんなに苦しい時も笑顔を絶やさないその姿にはダレもが尊敬の念を送る。
そんな16.HIRABAYASHIがどうやってFC ROMANに加入し、どんな思いでフットサルに打ち込んでいるのか。知られざるそのルーツをさぐってみたい。
Section.01
FC ROMANへの加入
—まずは、FC ROMANへの加入についてお聞きしたいと思います。
平林初めて参加したのは、仕事のつながりもあった18.NAGANOの誘いでした。活動1周年を迎える2011年5月に参加を決めました。同期には3年連続得点王の絶対的エース30.ALINがいます。
参加を決めてすぐ、TEAMローソンことFC IMAGAWAとの対外試合に出場したのを今でも覚えています。みんな快く迎えてくれました。
—18.NAGANOとはどんな関係だったんですか?
平林18.NAGANOは、僕がやっていたコンビニ店のSVとしていろんなアドバイスをくれる人間でした。クレーム対応でお客さんのところに行って、一緒に頭を下げてくれたのをよく覚えています。
彼の存在があったから、今FC ROMANのメンバーとしてフットサルを楽しむことができています。仕事でもプライベートでも感謝の気持ちでいっぱいです。
—フットサル経験はあったんですか?
平林中高時代はテニス部でした。サッカーをやりだしたのは大学時代からです。京都の大学に通っていたのですが、近くにあった梅小路公園で同好会レベルでサッカーやフットサルをやっていました。それがこんなにのめり込む事になるなんて…。
今やゴルフと並んで、寝る間を惜しんで打ち込むくらいフットサルにはまっています。
Section.02
いろんな偶然が重なり、店長と呼ばれるように
—それでは、今の職業について深く聞かせてください。元々コンビ二店長を夢見ていたんですか?
平林学生時代はずっと、教師を目指していました。大学でも教員免許を取得しいざ教師を、と夢に向かっていったんですが、残念ながら学校教師にはなれなかったんです。
そこで選んだのが通信教育で生徒を抱え先生となること。いわゆる赤ペン先生のようなものです。
でも新卒で入った会社では、通信教育教材の訪問販売営業でした。東京で毎日ノルマに追われながら大変な日々でした…。
—訪問営業は大変ですよね。
平林そうなんです。ノルマがあるんで同僚もライバル。休日も気の休まることがありませんでした。
そんな状態だったので、志願してようやく生徒からの回答を添削する"先生"の役職に配属されました。でも担当する生徒の数は膨大な人数でしたし、生徒に対しても新しい教材の営業をしないといけない…。思ったような先生像ではなかったんです。
—それで転職を考えたんですか?
平林自分が就職するちょっと前から親がコンビニ店を経営していたんです。ちょうどその頃「店舗を増やすんで手伝ってくれないか?」と誘いがありました。そこで思い切って、東京から関西に戻りコンビニ店長になることにしたんです。
あの時関西に戻る決心をしていなかったら、僕は今ここにいなかったんですよね。
—結婚もされていますよね?
平林はい。FC ROMANにはいった時には既に結婚してました。妻は東京で働いてたときの同僚です。僕が営業から添削の先生に移動になった時、ちょうど今の奥さんが同じく添削の先生をしていたんです。同い年、そして同期だったということもあり意気投合しました。
関西に戻ってコンビニ店長になると言ったら、一緒に会社を辞めて付いてきてくれました。もし、あの時配属が変わっていなくて営業をしていたら…。いや、すんなり教師になっていたら、この出会いもなかったわけです。
Section.03
活動の想い出
—それでは、そんなFC ROMANの活動で印象に残っている出来事ってありますか?
平林何と言っても娘が生まれた時、メンバーみんなが祝福してくれたことですね。娘が生まれてすぐの活動の時、僕がゴールするとみんな一緒にゆりかごダンスをしてくれたんです。
当時、加入間もない22.ISHIHARA君なんかも一緒に祝ってくれました。あれは感動しましたね。
—そうですね、あれはその年のハイライトシーンでした!
—でもコンビニ店長しながら、活動に参加するのは大変じゃないですか?
平林生活スタイルはどうしても不規則になってしまいます。なので夜勤明けに参加し、その日また夜勤に入ることもしばしば。丸2日寝ずにフットサルなんてことはよくありますよね。
でもみんなと会えてフットサルを楽しめると思うと、ついついがんばってしまいます。
それもこれも、大学卒業後教師にならず、通信教育の販売をし、今の奥さんと出会い、コンビニ店長を目指すため関西に戻り、18.NAGANOに誘われ、FC ROMANの活動に参加したからです。すべての偶然が重なってここにいます。その偶然をこれからも大事にしていきたいです!
—そうですね。僕達も店長に出会えてよかったです。これからもみんなの店長でいてください!今日はありがとうございました。
【取材場所】Profile
生年月日/1979年12月14日
身長・体重/165cm・66kg
■個人タイトル
11-12 声賞
12-13 ベストアシスト賞
安心感はチームNo1といっても過言ではない存在。いる時といない時ではチームの雰囲気が変わってしまうくらい、なくてはならない絶対的プレーヤー。メンバーみんなから愛される心優しき最年長プレーヤー。