リーガエスパニョーラもいよいよ優勝争いが激しくなってきた最中
いかがお過ごしでしょうか。

１試合未消化試合のあるレアルとバルサの勝ち点差は１。
クラシコを残すバルサとしては、まだまだ優勝の可能性は残されています。

しかし、先日のCLパリSG戦でまさかの大敗を喫した今季のバルサは
明らかに去年よりは安定感をかくチーム状況です。

去年にもまして前線３人に頼る攻撃と、守備の安定を欠いているように見えます。

ブラボの退団に始まり、シーズン途中のイニエスタの離脱
そして現在のブスケツの離脱と、中心となる選手が揃わない状況もあるのかもしれません。

そんなバルサにあって、どうしても取り上げたい選手が一人。
それはメッシ...ではなく、ルイス・スアレス選手です。

今のスアレスについて、触れないわけにはいかないのです。

歴代でも最高のストライカー・スアレス

バルサの中心・象徴と言えばメッシ以外にいません。

そのスーパープレー、得点能力は未だ衰えることはなく
今現在も攻撃の中心で、頼れる選手で、絶対的存在です。

しかし、それと同レベルと言っても過言ではないほどスアレスの存在は際立っています。
僕が見てきたCFの中でも最強レベルと言ってもいいかもしれません。

これまでにもCF、点取り屋と言えばスーパープレーヤーが数多くいました。

ロナウド、バティストゥータ、クレスポ、クライファート、シェフチェンコ
ファンニステルローイ、アンリ、トレゼゲ、ズラタン...

みな圧倒的スピード、テクニック、強靭なフィジカルをもったスーパープレヤーでした。

ウイイレ的な能力で言うとここで上げたレジェンド達より
スアレスの能力は劣るかもしれません。

ロナウドほどのスピードはないし、ファンニステルローイほどの高さはないし
ズラタンほどのテクニックもないかもしれません。

しかし、wowow解説者の都並敏史氏はこう表現しました。
『ゴールを奪うテク二シャン』と。

それは、メッシやネイマールのように華麗なドリブルやテクニックという意味ではなく
単純にゴールを奪うということだけに特化したテクニックを持っているということです。

すべてを兼ね揃えた選手

スアレスのゴールパターンは本当に多彩です。

まず特筆すべきはボールのもらい方。
ボールの受け方がゴールを奪うことにすべて直結しているのです。

自分に転がってきたボールを、触らずに体でディフェンスをブロックし
ゴールに最短となる位置におくテクニックは半端ないです。

さらに、オフサイドラインをかいくぐる膨らむ動き。
一瞬ディフェンスの目から逃れるための隠れるような動き。
ベストなシュートをうてる位置にボールを持っていくトラップ。

そのすべてが他のどの選手よりも圧倒的にうまいのです。

動きだけでゴールの期待感を抱かせる選手はそうはいません。

生粋の点取り屋を目指すなら、スアレスの動きを徹底的に研究するのがいいかもしれません。

さらに冷静な切り返しや、強烈なシュート、カーブをかけた正確なシュートなど
数多くのパターンを持ち合わせ、左右両足、ヘディングと
どこからでも点がとれる技術を備えています。

そして、ディフェンスやキーパーの予想だにしないタイミングでのシュートなど
他の選手とは違った独創的なアイデアを持ち合わせているのです。

これらの能力がある上に、前線からのチェイシングも欠かさないので
チームとしてはこれ以上の選手はいないですよね...。

もちろんバルサにとってメッシ以上の存在はいませんが
それに匹敵する存在はスアレスなんじゃないでしょうか。

16-17シーズン、バルサの優勝には絶対にスアレスの活躍が欠かせません！