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20210813
今日の私はキゲンがいい - HALCALI
「今日の私はキゲンがいい それはあんたとはカンケイない 新しい服着てるから」
上野樹里が出演していたCMで流れていたこの曲、作詞をしたのが男性だと知って驚きました。勝手ながら、ほとんどの男性は勘違いする側で、このようなリアリズムを持っていないのではと思っていたので。偏見ですね。
軽快なメロディとHALCALIの抑揚をおさえた歌声でオブラートにくるまれているけれど、とても辛辣で突き放したような歌詞です。ここの部分をCMに起用することにOKを出したスポンサーもすごいし、口説き落とした代理店もすごい。
本当にあんたとはまったくこれっぽっちも関係ないんです。悪く思わないでくださいね。私のキゲンは私がとるのです。
COMMENT
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- tanimin
トランプ政権時代のアメリカで、NFLのある選手が人種差別をするような国の国歌中に敬礼はできないと膝つきで抗議を表明したことがあった。その選手をNIKEが広告に起用し、賛否を巻き起こしたことがあった。
企業がスポーツ選手でもアーティストでも広告に起用するということは、その人物や作品の背景にあるストーリーに共感したからである。
ファッションをアイコンに、自立した女性像を表明するには最適な曲だったのではないだろうか。
辛辣にも見え、少し強がりにも見え、それでいて誰も傷つけないバランスが見事である。