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20220123
Lucky - スーパーカー
スーパーカー初期の代表曲。
男女ツインボーカルの甘酸っぱい青春の曲。
10代の恋愛特有の付き合ってるけどうまくコミュニケーションがとれない、
そんな微妙な距離感の、もどかしさを歌った曲。
ただ、この曲の結論が、
「あたしらしさとか優しさだけが残ればまだラッキーなのにね」
「男らしさとか広い心が戻ればまだラッキーなのにね」
と、別れる前の段階なのに、すでに男女ともが別れる前提でそれを受け入れようとしているのが面白い。
恋愛の歌なのに、しかも恋愛真っ只中なのに、恋愛に期待していないこの感じが、
数ある名曲の中でも、この曲が唯一無二の個性を放っている、ように思う。
ちょっとひねくれた人特有の、「傷つきたくないから期待しないのだ」の感じもある。
そしてそれが、本人たちが強がっているようにも感じさせないのも素敵。こういうのがある意味で彼らがロックスターであると言える所以なのかも。。。まさに十代に似合う曲だなぁと思う。
...とにかく、僕はこの曲を最初に聴いたとき、「こういう曲探してた!!」って思った。14~15歳頃の僕には刺さりまくって...。
そしてスーパーカーというバンドが、その後の僕に大きな影響を与えていくのです。
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