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20260310
水脈 - 川田十夢
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Spotifyでおススメで出てきてズバッとハマった曲。
川田十夢の『水脈』
この人の曲、作詞作曲編曲などは本人で、歌唱はAI。
音楽や映像も含めて、手間暇かけたりAI絡めたりしてほぼ一人で制作しているらしい。
最近はAIで作られた音楽も多いけど、この曲はちゃんと作家の世界観が感じられるところが面白く、
AI(機械)が人間の血や感情を歌うという構造にも違和感を感じる。
曲はポエトリーリーディングのように言葉が流れていくスタイル。
歌というより、詩をリズムに乗せて語っているような感覚に近い。
歌詞に出てくるのは、水道管や都市インフラのイメージ。
普通の曲ではあまり出てこないモチーフだけれど、都市の仕組みや社会の空気を象徴しているようにも感じる。
タイトルの「水脈」という言葉も印象的。
地下を流れる水のように、見えないところで続いている流れを表しているようにも思える。
都市の表に見える世界と、その下にあるもの。
社会の仕組みと、人の感情。
そういうものが重なっているようにも感じられる曲だった。
AIで作られているという点も意外だけれど、それ以上に言葉の勢いと世界観が印象に残る作品。
僕のベストワードはコーラはやっぱり真っ黒い色のまま飲み干したい 不純物の名残と共に
欠点や不完全さ、そういうものを含めて人間らしさであり、君らしさですよね。
映像作品としてもオモシロイので是非ご視聴ください。
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- naralion









無味無臭であるはずの水を、時代の流れになぞらえて水脈と呼ぶ。歌詞にはエビアン、鉄骨飲料、いろはすといった固有名詞が順に登場し、同じ時代を生きてきたリスナーに共通の記憶やイメージを呼び起こしていく。
水脈と聞けば、普通は澄んだイメージを思い浮かべるものだ。ところがここでは、むしろ生々しく濁った感覚が立ち上がる。
その水は、人の心や体にゆっくりと浸透していく存在としても描かれる。ただの水では満足できず、何らかの意味づけを求めてしまう。不純物が混じった味こそが美味であるかのように。
AR三兄弟の長男と名乗り、最新技術を常に操ってきた先にAIを選択するのは必然か。