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20200908
魅せられて - ジュディ・オング
自分の中で何でも古典が最強だと思っている。本でも映画でも、そして音楽も。よく「昔がよかった」「あの時代が良い」とか聞くけど本当にそうだと思う。
過去の思い出は美化する傾向がある。
さらに言えば先駆者たちが築いたレールに沿って大体が作られているもんだから、大元の古典を聞けば全体像がわかった気になって得もいえぬ満足感がある。
人によって「昔」の定義なんてバラバラだけど今回紹介する曲は問答無用で「昔」。なんたって自分が生まれる前の曲だ。1979年
歌詞が強烈だ。時代がそうさせているのか、少なくとも今の時代では感じれない物語を容易に想起させる曲だ。
「好きな男の腕の中でも違う男の夢を見る」「やさしい人に抱かれながらも強い男に惹かれていく」
軟弱な草食系男子なら女性不信になりかねないメッセージは女性の強さ、人間の本質、綺麗事、本音を言い得てる。
コンプライアンスがうるさい現代だからこそ、こういった曲が渇望されるんではないだろうか。
COMMENT
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- furusawa
どんなに男女平等を叫んでも、身体的にも感情的にも違いというものは存在する。その真理を言い当てるような壮大な世界観。女性の偉大さも苦悩もひっくるめて作品に仕上げた、作詞家・作曲家たち、そしてそれを見事に体現したジュディ・オング。決して手の届かない、神の領域のような一曲である。