2019年発売のニンテンドースイッチ専用ソフト「ポケットモンスターソード・シールド」の戦闘時BGM。今作の悪役（ラスボス）の側近で秘書のお姉さん、オリーヴとの専用戦闘BGMです。

オリーヴさんは普段はクールで有能、きれいな大人の女性ですが、立場が悪くなると豹変します。慕っている上司である悪役の計画を主人公に邪魔されて激高し戦闘に入るのですが、戦闘中にだんだん顔つきが変わり、口調も粗暴になります。その時のBGMがこちらの曲になります。

ヒステリックなピアノから始まるサウンドは、妖艶な大人のヴァイオリン、落ち着きのない細かなノイズ、少女のように軽やかなピアノ、ドスの効いたベース、３段階の音程で呼応するシンセサイザー、ストリングス・・・と多くの要素で構成され、彼女の不安定ながらもどこか憎めない愛らしい様を表現します。様々な音で構成された複雑な曲ですが、音程、音色の違いを生かし、呼応させあうことで忙しくもまとまりのあるフレーズを生み出しています。

作曲はおそらくあの人だろうと目星はついているのですがCDが発売しておらず、全くの不明。アーティスト名は発売元にしておきました。作中でもストーリー攻略のこの一度きりの戦闘でしか流れず、再度聞くには世界中のトレーナーと対戦する通信対戦モードで戦闘狂になるしかありません。

早くサウンドトラックのCD出していただきたいです。