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20191002
カラー - 斉藤和義
映画の主題歌に作られた曲。「カラー」は歌に盛り込みやすい要素ではあるが、それを主題に持ってくるとは!
主に白黒とカラーの差で心情を表現するよくあるパターン。「色のない空に青を塗るよ」と。落ちた心を最後は前向きな所にもっていくやつ。
歌詞はよくあるやつやけど楽曲・演奏はさすが斉藤和義。何拍子か理解できにくい不思議なリフの世界に和義の切なげな歌声がキレイにハマっていて耳に残る。
サビまでの持って行き方も強引に感じなくもないが決まった尺にいいところを持っていくテクがすごいな〜。1分でサビか。なるほど。
サビもシンプルでわかりやすい。
MVはショートバージョンしかないからカバーの動画かspotifyで聞かないといけない。
COMMENT
悲しみを抱えながら決して過去を忘れることなく前に進んでいく意志を感じさせる。
列車内の過ぎ行く風景を連想させる楽曲。
過ぎ行く風景=人生に重ねるイメージ。
重厚に積み重ねた楽器音が心の内面を写すように作られている。
全編通して暗くもあり、前向きでもある心情を歌い上げている。
- マスター
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- naralion
斉藤和義の楽曲の中でも、楽しく乗れる曲というよりは、ちょっと立ち止まって聴きたい曲だなという印象。「無意識と意識の間で」とかと似た、彼の曲に通底する深遠のようなものを感じる。これが映画のテーマソングになったということに若干の驚きを覚えつつも、曲も意味のあるものとして受け取ってほしかったのだろう制作側の意思を読み取ることもできて、なんだか感慨深い。リズムめっちゃ分かりにくいけど有機的でせっちゃんぽくて好きです。