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20201230
Beautiful World - LOVE PSYCHEDELICO
「Beautiful World」という名前の曲はいくつかあるが、私にとっての「Beautiful World」といえばLOVE PSYCHEDELICOだ。(宇多田ヒカルの方も名曲だが......)
LOVE PSYCHEDELICOとはじめて出会ったのは「last smile」を深夜のCDTVで聴いたときだった。
ランキングの紹介の途中で流れただけの、ほんの短い時間だったのに、衝撃を受けたのを今でも覚えている。
「こんな音楽があるのか」
当時まったく聴いたことのないジャンルというか、もはやジャンルという言葉に囚われていないような気さえした。
リリースされたのが2001年だからもう19年も前のことだ。
それから時が経って、LOVE PSYCHEDELICOと久しぶりに再会させてくれたのがこの「Beautiful World」だった。
何かの拍子でYoutubeのサジェストに出てきたのだったか、
びっくりするぐらい、彼らの音楽性は変わらなかった。貫かれたスタイルと、美しい旋律。
彼らの特徴でもある、日本語と英語が入り混じり、その境界線すら感じさせない流れるような歌声。
過去に引き戻されたような、それでいて新しい一面を見たような。
日々変わり続ける音楽シーンで、彼らは確実に唯一無二のスタイルを貫いている。
それがどれだけ稀有で貴重なことか。
いつもなら歌詞に注目してここに書き込むことが多いのだが、
彼らの音楽を前にして、歌詞の意味に言及するのは野暮なのかもしれない。
ただ聴いていて、とても気持ちが良い。
「last smile」や「Your song」で記憶が止まっている人には、
変わらない、それでいて新しいLOVE PSYCHEDELICOに、この曲でもう一度出会ってほしい。
COMMENT
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- yoko
まさにレビューの通り、何一つ変わらないLOVE PSYCHEDELICOがここにいる。初めて聞いた時は、まわりの感度の高い人たちが絶賛しているのに気後れし、少し敬遠していたのを思い出す。
そんな無意味な感情を打ち破るくらい、変わらず今も素晴らしく、そして唯一無二のメロディと歌声があった。