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20200517

夜に駆ける - YOASOBI

最近様々な音楽配信サイトのランキングで上位にいるので聞いたことのある人も多いかもしれない。
ボカロPらしい四つ打ちのリズミカルで疾走感あるポップな曲調。
だが歌詞をちゃんと聞くと、悲しい物語を描いているのが分かる。

このYOASOBIというグループは、「物語を曲にする」というコンセプトから始まっている。
この曲の原作となっている「タナトスの誘惑」という短編小説を読んでみると、歌詞の本当の意味が分かる。
登場人物は2人だけ。死に取り憑かれた女性と、その女性に魅せられた男性のお話。

物語はこの上ないバッドエンドだ。でも本当にバッドエンドなんだろうか?とも考えてしまう。
「分かり合う」という行為には様々な形がある。
分かり合えた結果がどうであれ、それはひとつの幸せなのかもしれない。

歌詞の最後は「2人いま夜に駆け出してく」。
この表現にどこか救いを求めてしまう。

Text by yoko

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フォートナイトのしなりおがほしいです

ささきかな

溶ける、沈むなど、単体では何の変哲もない言葉が重なり合うと、ひどく不穏な空気を生み出すのが興味深い。繰り返すメロディーラインに対して、砂時計が流れていくように流動的に形を変えていく主人公の心情をうたう歌詞が印象的だった。

歌詞のなかで一段落だけ、「怒って泣いていく」と記された箇所だけが、生きる意思を明確に表しているように感じた。不格好な抗いこそが生なのだと、分かっていたのだろう。

kato

マーケティング的発想を、デジタルツールを駆使し巧みに操る姿は、音楽作品の変化、進化を目の当たりにするかのよう。話題先行になるのかもしれないが、現実に演奏に触れる機会があるとすれば、きっと魅了されてしまうのだろう。

ある失言から「夜に駆け出す」可能性があった、岡村隆史のオールナイトニッポンが、ナインティナインのオールナイトニッポンとして存続された。現代はどうしてもゼロイチの判断により、変化を求められる、終わらせる時代なのかもしれないが、ナイナイのANNのように続けることに意味があると思いたい。

チャットモンチーは「なんでもない毎日が記念日」と歌った。「タナトスの誘惑」じゃなく「エロスの誘惑」にこそ価値を見出したい。

死神を見つめる目は嫌いだ。

マスター
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yoko

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