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20260217
SPAGHETTI - LE SSERAFIM
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アーティストには、ときにその存在そのものを象徴する一曲が生まれる。
LE SSERAFIMというグループ名が"IM FEARLESS(恐れを知らない)"のアナグラムであることは周知の事実だが、それは単なるスローガンではない。世界規模で注視される存在となった彼女たちが引き受ける、ひとつの宿命でもある。
世界的スターへと拡張した瞬間、称賛と同時に炎上やアンチも不可避になる。群雄割拠のK-POP市場において、視線が集まることは祝福であると同時に火種でもある。
だが『SPAGHETTI』は、その火を避けようとしない。むしろ、燃焼そのものを引き受け、楽しむかのようなメッセージが込められている。
食べ物をテーマにするということは、身体的で、生々しく、生活に直結する。抽象ではなく、感覚に届く。
スパゲッティという語感は軽やかで、どこかユーモラス。だが実際の姿は、絡まり、伸び、ソースが跳ね、白いシャツに飛び散れば簡単には落ちず、記憶に残る汚れとなる。
ここに強い比喩性がある。
食べる時のフォークで巻き取るという動作も象徴的だ。絡まりをほどくのではなく、まとめて口に運ぶ。アンチの言葉も、過剰な評価も、群衆の視線も、拒絶するのではなく"味わってみろ"と差し出す態度。飲み込んでしまえば、それは意外にも悪くないはずだ、と挑発する。
料理名をタイトルに掲げることは、一語のなかに幾層もの意味を忍ばせる多義的な装置となる。
アンチを正面から批判してしまえば、まずくて食べられないが、「スパゲッティ」という一皿に仕立て直せば、敵意も好意も具材となる。絡まり、混ざり合い、熱を帯び、ひとつの味へと変わる。
美しさだけでなく、生々しさも。賞賛だけでなく、炎上も。
絡まりすらも、自分たちの一部として抱え込む。
その構造は、分断ではなく包摂を選ぶ、まるで現代のために編み直された寓話のようだ。
COMMENT
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- master









最近のアーティストさんはどの人までがメンバーなのかわからないw
いいですね。
入りの独特な世界観から画面内の世界に入り込んだストーリー展開
統一されたリズムでカラダに染み付く。
サビはキャッチ―で覚えやすい。
カラダに刻まれるリズムと頭の片隅に残るキャッチ―な歌詞。
Eat it up, Eat it, Eat it up
僕の耳にはイデア― イデイデアーと耳に残りました♪