Xavier Dolan

映画
『私はロランス』

を先日ひさしぶりに鑑賞しました

彼は私と同じくらいの歳で
この映画を23歳くらいでつくったんだから
もう本当にすごすぎてこわい
当時、彼の作品をたくさん観たけど
どれもあまり響かなかった
すごくかっこいいと思ったし好きだったけど
なんか綺麗すぎてかっこよすぎて若く感じてしまったと思う

でこないだまた観た
そしたらもう、こんなにどくどく溢れるかな〜〜ってくらいに美しくて
物語も、一瞬一瞬も
とても詰まって美しかった

で、あるシーンで、
この、「New error」がかかるんです。

その瞬間、
私が初めてその映画を観たときの感覚が蘇ってきて
今とは全然違う景色がみえていたことが思い出されて、感動しました、という話です。

映画の感想なのか
この音楽の感想なのかわからないけど

私にとっては当時、憧れだったはずのこの音楽が、ちょっと当たり前の愛おしい景色のようにうつって
それが、嬉しいような寂しいような、ちょっと恥ずかしい気持ちにもなって
そんな当時と今との景色の違いが
ああわたしの10年分なのかなあとさえ思ったのでした

Xavier Dolanさんは、
この New Errorを聴いた瞬間に
この映画のあるシーンがみえたらしい
物語の前に、
この音楽があって、それをつかった予告編が頭にぶわーっと広がったらしい。

あなたはこの音楽を聴いてどんな景色が思い浮かびますか？