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20200409
不死身のエレキマン - THE HIGH-LOWS
斉藤和義の「歌うたいのバラッド」は、全シンガーソンガーの思いを代弁している...なんてことを誰かが口にしていたが、「不死身のエレキマン」は、全ギタリストを代弁するかのような一曲である。ただ、この曲をマーシーではなくヒロトが作ったという事実は、奇跡としか言いようがない。
誰でもいいんじゃない そいつらしかいないんだ。
聞き手を魅了し、そして最高の相棒を言い当てるその歌詞は、一字一句削ることができないほどの意志が込められている。電気のトラブルで生まれ変わった子供がそのまま大人になった「不死身のエレキマン」。それはもう、史上最高のキャッチコピー。
大人になりたくないと歌う歌はよく耳にするが、それを真逆に表現している歌詞を他に知らない。
COMMENT
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- master
確かにマーシーのほうがメッセージ性の高い歌詞をよく書いていた印象はある。けれどヒロトの「英雄にあこがれて」に滲んでいた過去へのうっすらとした後悔や、照れくささが、地下水のように続いているのを感じる。中学時代、一見馬鹿なふりをする奴ほどヒロトを好きだと言っていた理由が、なんかわかる気がする。