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20250409
What is your name? - SUSHIBOYS
ふと思うことがある。少子高齢化が進むこの日本では、「名字」は増えることなく、ただ減っていく一方なのではないか、と。実際、その可能性は「分岐過程」という確率論の理論を使って、数学的に説明・証明することができるという。
果てしなく遠い未来には、すべての名字が「佐藤」に集約される──そんな極論すら見かけたことがある。
選択的夫婦別姓の議論が、結論の出ぬまま何年も棚上げにされている現状を見ても、日本人にとって「名字」とは、単なる記号以上の、極めて重いテーマであることがわかる。
どうやってこの伝統を維持し、大切に守り抜いていくかみな頭を悩ませている。
そんな日本人にとって最も深いアイデンティティの一つである「名字」をテーマにした楽曲『What is your name?』には、HIPHOPカルチャーにおける精神的な4要素――リスペクト・レペゼン・リアル・レジリエンス――が見事に落とし込まれている。これについては、以前も触れたが、ラッパー・晋平太氏が自身の著書の中で紹介していた考え方でもある。
どんな組織に属しているか、あるいはどんな過去を持っているかよりも、先祖代々受け継がれてきた名字こそが、その人をレペゼン(象徴)するという価値観が明確に表れている。
朝も夜も 蛭間
昼ももちろん 蛭間
墓で眠る 蛭間
俺は生きる 蛭間
PVに登場する名もなき乗客や通行人たちの中で、堂々と自分の名字がプリントされたTシャツを着て暴れ回る彼らの姿からは、ともすれば将来減っていく可能性すらある自分が背負った大切な名前に、誇りを持って向き合えるのかという問いかけが、静かに、しかし確かに伝わってくる。
重ねた数字でなんか偉くなった
俺の自由帳 リコーダー ジャージに刻まれた大木の文字の格
俺は下げた
過去のどんな悪さ自慢よりも正直(リアル)で、自分のルーツに対するリスペクトがあるし、そして何より、自分の名字をレペゼンしようという強い姿勢が感じられる。
いつ、どんなときでも。生まれてから死ぬまで、いや、死んだあとでさえ自分の「名字」を背負い続けている。その当たり前を、まっすぐな言葉と態度で表現しているからこそ、SUSHI BOYSはSUSHI BOYSたり得るのだ。









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