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20200625
Walk - オレスカバンド
人生と同じく、バンドにも様々な変化がある。女性だけのスカバンドとして注目を集め、それを武器に活躍し続けてきたオレスカバンド。それゆえの重責や足かせもあったに違いない。様々な経験を積み重ねてきたからこそ生み出せる作品があるのだろう。
いい音楽は、聴覚(PVなどを含めると視覚)への刺激だけなのに、五感に訴えかけてくる力がある。「悲しみの音、モノクロの夢、願いごとのかけら、答え、嘘、ぬくもり、優しい思い出、後悔、間違い」など、形のないものに意志を込めた歌詞と、確かな演奏によって、具体的なシーンやストーリーを描かずともリアリティを生む。形のないものこそ心に残る。
恋愛を歌った歌に次いで?応援歌の形も千差万別。ただ意味もなく進んでいく時計に、ドラマのようにはいかない運命、そして不確かな日々..と自分の意志に関係なく過ぎていく時間をひっくるめてEverything is gonna be alrightと背中を押してくれる。
スカバンドとしての自分たちの形を進化させてまで後押しをしてくれる、そんなメッセージに受け取れる。
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