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20200429
チャンス - フィッシュマンズ
これまで聞いた他のどのバンドよりもトリップ感満載のフィッシュマンズサウンド。余白が十分に設けられ、心地よいベース音が鳴り響くサウンドは、聞き入るのがやばいものという領域にまで達している。その他の曲も含め中毒性は唯一無二である。
学生時代、先輩から教わったフィッシュマンズであるが、成熟した大人でもなく、思春期の子供でもない絶妙な隙間で触れたことに意味がある。深夜火を囲んで聞いた、あの時の罪悪感のような感覚は忘れられない。
そんな曲の中でも比較的シンプルで優しい曲の「チャンス」。たたみかけるラストの詩節が好きでお気に入りの一曲。人は見た目や才能じゃなく、話し方、そしてそのセンス。悪口いっても、難しいことをわかったように言っても、自分の言葉で一生懸命話し、きらいな言葉言わない..そんな人物像への好印象が自分の感覚にぴったり当てはまる。
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