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20200117
ネイティブダンサー - サカナクション
デビューアルバムのB面としてレイ・ハラカミのアレンジverが収録されたけれど、オリジナルの曲調に感じる、寒々としたメロディとアルペジオは唯一無二の一品だと思う。
山口一郎の声と、サカナクションの楽器音は、暖かさも何もなく吹きさらす真冬の夜の風によく似ていて、寂しさのなかでも呼吸を続けて生きようとしてしまう生命のどうしようもなさ、薄氷を踏むような息遣いを強く感じる。
これと「ばらの花」のマッシュアップが相鉄100周年のミュージックビデオに使われています。 https://www.youtube.com/watch?v=tUe6YedzjlM
このマッシュアップになると急に、ネイティブダンサーのメロディーが暖かみのある木目調に聴こえてきます。アレンジの妙がここにも。ぜひ聴いてみてください。
COMMENT
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- kato
全編日本語で構成された詩は芸術作品とも言えるほどの完成度。雪を「ネイティブダンサー」と言うタイトルでパッケージングしてしまうセンスも天才的である。
次第に厚みがでてくる楽器音が、ボーカルに吸い寄せられるように集まってくる生きた生物のよう。
言葉を使わない擬人法にも感じとれる。