-
play_arrow
20200326
OVER - ACIDMAN
必要最小限にまで削り込まれたような完成度の3ピースロックバンドが生み出す旋律。圧倒的に美しい楽曲である。透明で儚いカケラは、やがて光になった。
over、end、finish、completeなど「終わり」を意味する英単語は数あるが、最もポジティブな終わりを表す。それは終わりでもあり、それは始まりでもある。
歌詞に込められた世界観に特別なものはなく、誰にとっても少なからずどこか思い当たるシーンがあるだろう。出会い分かれ、生き死に、成功・挫折...それらを連想させる言葉に難解なものはひとつもなく、けれど叙情的な詩に人は心揺さぶられる。自らの歌詞でも「ちいさな歌」と表現されていることにも現れている。
難しい言葉も、難しい表現も一切使わず、悲しみを乗り越えていく勇気を与えてくる。今の時代にこの曲の存在感は増すばかりである。
COMMENT
- 皆さんからのコメントお待ちしております。お気軽に投稿してください。
- master
ACIDMANのイメージをひっくり返すような曲でした。ディストーションの効いたギターの音色やのになんでうるさく聴こえずクリーンな曲に感じられるのだろう。。。