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20191120
四月馬鹿 - Cocco
曲の真意は計りかねるところがあるが、ただただ美しさに溢れている。単語、メロディ、歌声すべてが芸術作品かのよう。Aメロからサビ、そこから続くBメロが1番とは異なるメロディになっていて、またサビに戻ってくる。その流れを例えるなら「飛雲閣」の左右非対称のような絶妙なバランス。「春」「ガーデン」「鳥」「虹」「潮風」「クローバー」「月の下」随所に散りばめられた自然、植物、生き物などのワードが和歌をも思い起こさせる。
COMMENT
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- master
語りかけるようなイントロが印象的。一人のときは隣に誰かいるように、二人でいるときは一人の脚で立つようにあれ、と、昔どこかで聞いた言葉を思い出した。さみしくて、それでも強くあろうとするときの、嬉しい思い出と辛い記憶を両方とも抱えて、それでも軽やかなステップを踏もうとするような希望が、歌詞と音律から押し付けることなく染み出してきて、心がほぐれていくのを感じる。