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20191117
Sister Buddha - Belle and Sebastian
夜行バスをテーマにした歌なのだけどドラムの刻みかたが高速道路を行くバスの車窓に流れる街灯と同じ速度で、懐かしいような、ちょっと旅に出たくなるような、そんな気持ちにさせられる。Belle and Sebastianの曲は、グラスゴーの街で感じる雑踏や人々の話し声、湿ったパブの壁や吹き込む風に襟元を寄せるさりげない仕草がそこここに潜んでいる。この曲が収録されたアルバム「Days of the Bagnold Summer」は映画のサントラでもあるので、エレクトロポップを取り入れていた最近のアルバムとは世界観が少し変わっているのだけれど、デビュー当時の彼らを髣髴とさせる演奏もあったりして興味深い。
COMMENT
昔懐かしさも残る透明感を感じる編曲。
音が広がり抜けていく爽快感がたまらない。
大きな盛り上がりがない単調ともとれる展開が逆に全体の統一感を高めている。
聴き終わったあとの「さあ、行こう」感が心地いい。- マスター
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- kato
ストーンローゼズっぽくて良いなぁって思いました。
加藤さんのレビュー読んでると、実際にイギリスの街を歩くと聴こえ方変わってくるんだろうなぁって思えてちょっと羨ましくなる。
(マンチェスターとロンドンとグラスゴー...etcの雰囲気の違い、未だにピンときてないので)