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20230428
俺の友達が俺の友達と俺抜きで遊ぶ - ヤバイTシャツ屋さん
「俺」というワードを頭韻として結ぶインパクト絶大なタイトル。その曲名について、自分の過去に思いを巡らせてみると、似たような経験が思い浮かぶ。...と言っても、この歌で言うところの「俺」の立場ではなく、「俺の友達」の方の立場である。
同じアルバイト仲間だったK君。シフトが一緒になる機会が多く、自然と気が合いプライベートでもよく遊ぶようになった。バイト終わりには自宅に集まり、ウイイレをやったり、マンガを読んだり、カラオケやビリヤードにも行ったりした。今振り返ってみても楽しいひとときだった。
僕の方が年上だったため、先に就職が決まり、アルバイト先を辞め社会人生活が始まる。その頃K君はまだアルバイトを続けていて、なかなか時間が合わなくなり遊ぶことも少なくなっていった。
そんなある日、そのバイト先のK君の後輩にあたるT君と、3人でラーメンを食べに行くことになった。その後もちょくちょくK君、T君とは会うようになり、もう辞めてしまったバイト先の状況などを聞いたりしていた。
ちょうどその頃、気の合う仲間たちとフットサルチームを立ち上げようという話が盛り上がった。そこでK君、T君を初期メンバーに誘うことに。
しかし、K君はタイミングが合わなかったのか、参加できずT君だけがチームメンバーになった。
そのフットサルチームは、その後の数年、仕事以外のプライベートのほぼすべてを捧げるような入れ込みとなり、当然友達付き合いもそのチームメンバーに集約されていく。
T君は、チームの中心メンバーということもあり、ほぼ毎週のように顔を合わせどんどんと仲も深まる。果てには、ヤバTこやま氏のお膝元、宇治市のライブフェス・京都大作戦に二人で参戦もした。忘年会も新年会もやった。
つまり、K君にとっては、「俺の友達が、俺の友達と、俺抜きで遊ぶ」状態である。
今その時の彼の心情を思い返すと、
「早くも別のグルーヴが生まれてしまってるから、俺の入る余地がない」
...なのかもしれない。
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