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20200614

ロビンソン - スピッツ

平成の名曲中の名曲であるスピッツのロビンソン。
この曲がいかに素晴らしいかってことを書くにあたって、
まず、この曲のイントロに触れないわけにはいかないでしょう。(多分、日本一有名なイントロといっても過言ではないはず。)

「しんしんと...」とか、「しとしとと...」の種類に属するような、
まるで新しい季節表現の擬音語のように詩的なイントロのアルペジオ。。。そうそう。歌い出しは「新しい季節は・・・」っていう言葉で始まるんだった。
あと、「ぎりぎりの三日月が夜空に浮かんでいる様子(二番の歌詞からの引用です)も、このイントロは表現されていると個人的に思ってます。

また、スピッツの歌詞の世界観というのは、
バンプやラッドウィンプに代表されるような、名言の詰合せのような応援歌やラブソングではなく、
ミスチルのような、「きれいごとと呼ばれるようなことを、(それを疑う自分と戦いつつ)愚直に信じて次の扉をノックする」的な思想でもない。
ありふれた言葉や行動の積み重ねで、魔法を生み出したり、空を飛んだり、宇宙の風に乗ったりする。
そんなところがスピッツの歌詞の個性であり素敵なところだと思うのです。

「大きな力で空に浮かべたら ルララ 宇宙の風に乗る」
って、ここだけ見ると、歌詞じゃなく詩だったらなかなか書けないような、大したことないフレーズだと思うのですが、
同じセリフ同じと時思わず口にするようなありふれた魔法で築き上げた世界なので...つまり、魔法がかかっておるのです。

ちなみに、『ババロア』というアルバム「三日月ロック」に収録されている曲は、
ロビンソンのような魔法・その思想を、暗闇の中からなんとか信じるような、
そういう愚直な姿勢が表れているような気がして、個人的に大好きな曲です。
何とが言いたいかというと、「ババロア」と「ロビンソン」をセットで聴くと、より理解が進むんじゃないか、みたいに勝手に思ってまして、ぜひそちらもご視聴くださいませ。

ババロア - スピッツ

Text by inosan

COMMENT

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コメント

高1の時にアコギで初めて曲として弾いたのはこの曲やったw ので、懐かしい♪
スピッツの音の空気感が当時の自分にはイマイチ合わずにミスチルに流れてしまったなぁ。
改めて今聴くと染み入るもんですね。
切なし。。

nararion

ババロアと合わせて聴くと、「宇宙の風に乗る」と「だから俺は飛べる」との対比に痺れる。風と戯れるような前者と、絶望的に弱い躯体で飛ぼうと必死な後者が、陰陽図のように絡み合い、どちらにもお互いが影のように存在することを改めて感じられる気がする。

kato

中学3年当時、同級生がロビンソンを聞いて着想したイラストを、遠足のパンフレットに書いていた。それが今でも脳裏に焼き付いている。ロビンソンを聞くとそれを思い出す。

常人では思いもつかないセンスを彼は持っていて、その時自分の凡人さを痛感したのを覚えている。時間の物差しがまるで違うかのように、今も自分の頭の中であのイラストが浮かんでいる。まさにあの時から魔法にかけらままなのかもしれない。

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