• play_arrow

20241025

シミ feat.新しい学校のリーダーズ - マキシマム ザ ホルモン

聞いてる間中鳥肌が止まらない──

2000年代初頭、モンパチやゴイステの成功を追い風に、パンクシーンは大いに盛り上がり、新しいバンドが続々と登場していた。そんな新進気鋭のバンドたちが集結したコンピレーションアルバムを、当時よく聴いていた。

そのアルバムの中で、一曲だけ明らかに異彩を放つ曲がある。それが、マキシマム ザ ホルモンの『握れっっ!!』だった。

彼らのスタイルは当時から一貫しており、意味不明な歌詞を、デスボイスとメロディアスなボーカルで交互に織りなすユニークなものだった。数々の名曲が揃うアルバムの中でも、ダントツで琴線に触れる曲だった。

小さなライブハウスで数組のバンドが共演するイベントでも、そのパフォーマンスは明らかに群を抜いていた。

やがて彼らの活動の場はどんどん拡大し、夏フェスでは圧倒的な存在感を示すようになった。今では、日本で最強のライブバンドのひとつであることに異論はないと思う。

瞬く間にバンドが大きくなる中で、活動だけでなく、彼らを取り巻く環境や、彼ら自身の人生にも様々な変化があった。

音楽鑑賞のスタイルは、CDから完全にサブスクの時代へと移行し、テレビの影響力は急速に薄れた。かつては数組のミリオンセラーアーティストがシーンを席巻していたが、今はそうした時代ではない。

メンバーにも個々に変化が訪れる。結婚、出産、体調の変化や病気、怪我...など、いいこともあれば悪いこともある。それは人間として当然のことだ。

リスナーである僕たちも同様に、様々な変化を経験してきた。学生時代が終わり、社会人になったこの20年間。時代の変化とともに、興味や趣味も少しずつ移り変わり、かつてあれほど熱狂していたホルモンから少し距離を置くこともあった。

そんな時、再び惹きつけられたのが、新しい学校のリーダーズという強力なコラボ相手を携えた『シミ』という楽曲だった。

ホルモンと同様に「イロモノ」と見られることもある彼女らだが、実際にはその実力は、世界に認められるほどである。K-POPが世界を席巻する中、日本にもこうした独自のアプローチが存在するのだと、彼女たちは見事に証明してみせた。

『シミ』の持つ和の雰囲気はリーダーズのスタイルと見事に融合し、原曲をさらに魅力的なものへと昇華させている。

ダイスケはんのスクリームからリーダーズの艶やかな歌声、そして亮君の極上のメロディへと繋がる展開。その重なり合いが、まさに鳥肌ものだ。

そして、リーダーズが用意した「花道」を通り、ラスボスのように登場するナヲ。彼女がラストの女性パートを歌い上げた瞬間、さまざまな紆余曲折があり一時期疎遠になっていた距離が一瞬にして消し飛ぶ。

その間、ホルモンは時代の変化に適応しながらも、自分たちのスタイルを貫き続けてきた。そして今、彼らは新しい学校のリーダーズという武器を引っさげて、新しい『シミ』という傑作を生み出した。

聞いている間中、鳥肌が止まらなかった。

Text by master

COMMENT

名前
コメント

皆さんからのコメントお待ちしております。お気軽に投稿してください。
master

Freak Talkfavorite

[2025.12]Monthly access ranking [2025.12]Monthly access ranking [2025.12]Monthly access ranking [2025.12]Monthly access ranking [2025.12]Monthly access ranking [2025.12]Monthly access ranking [2025.12]Monthly access ranking [2025.12]Monthly access ranking [2025.12]Monthly access ranking

TO YOUR
MOOD

気分に合わせた音楽鑑賞

  • Emotional😢

  • High🤪

  • Chill😌

  • Dark💀

  • Aggressive😤

  • Happy🤣

  • Emotional😢

  • High🤪

  • Chill😌

  • Dark💀

  • Aggressive😤

  • Happy🤣

WHRM Verse-世の中に溢れる素晴らしき詞集-

Keywords

and more...