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20220824

夜の公園 - 赤い公園

恋愛、特に「失恋」と「片想い」は、世の中に溢れる歌詞の中でも、最も競争の激しい2大テーマと言っても過言ではない。

このテーマに挑むということは、作詞家にとってあまりにも高いハードルに思う。

最も身近であり、最も言い回しにセンスを要する「片想い」をあまりにも見事に描写したのが、赤い公園のセルフタイトルと言ってもいい、「夜の公園」という楽曲だ。

「夜」の「公園」、舞台からして完璧。
「ちゃんとした部屋着」って何?意味はわからないのに、感情はひしひしと伝わってくる。

ところで、こんな言葉をご存知だろうか。2045年には訪れると言われる「シンギュラリティ」。

AIが人間の能力を超え、それにより人間の生活に大きな変化が起こるという概念のことを指す。テクノロジーの加速度的な進化の結果、いずれAIが人間の知能を超えてしまうらしい。

そうなると、モノの価値や仕事のあり方は今とは様変わりする。今ある仕事の47%はなくなるなんて記事を目にすることもある。

しかし、AIが最も苦手とするのが文章の意味を理解するということ。人間には素晴らしい才能、意味を理解する能力・読解力が備わっている。

「想いを伝える勇気を分けたら 私の分だけが無くなった」
「並ぶブランコの距離がもどかしい」
「並ぶブランコの距離のままでいい」

勇気には単位はないし、数量で計算できるものではない。なのに半分になってしまって足りない様が目に浮かぶし、安全のため、ぶつからないように計算された2つのブランコの距離が、どうしようもないくらいに愛おしい。

競合ひしめく片想いのテーマで、この曲より抜きん出たものをつくることはAIには、絶対できない。

津野米咲が残した、飾らないのに天才的にワードチョイスされ出来上がった物語『夜の公園』は、これからもずっと聞く人の心の中に残り続けていく。

Text by master

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master

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