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20200816
Dirty Boots - Sonic Youth
「パンク」とか「ハード・ロック」とかというジャンル、
基本的には僕は苦手なジャンルと思っていた。
けれど、グランジとよばれる音楽の特徴ってのは(これはwikipediaに書いてあってなるほど確かになと思ったことだけど)、「パンク・ロックのような簡素で性急なビートと、ハード・ロックのようなリフ主体の楽曲構造とが融合されていること」である。
だから、ソニックユースとかDinosaur Jr....あとスーパーカー好きな僕...つまりグランジってジャンルに影響を受けてる僕も、パンク精神やハードロックの精神みたいなのは、一応は受け継いでいるんだろうなと、最近思うようになった。
単純に退屈そうに歪んだギターをかき鳴らす感じが好きなのだ。
このDirty Bootsという曲...というかソニックユースの音楽を、初めて聞いたときのこと、今でも結構鮮明に覚えている。
それは、中3の頃、自転車を漕いでいる途中大雨になって、避難の意味合いで入ったTSUTAYAの試聴機で聴いたのが最初だった。
「なんだこのただうるさいギターは!?」ってなった。「なんか今まで聴いてた音楽と全然違う!!」ってなった。
良いとはそのとき思えなかったけど、「これは借りて何度か聞いてみなきゃ!」という義務感みたいなのをなんとなく感じて、借りた。
僕は今月29歳になるけれど、
こういう青春の頃に自分の心の中で鳴ってた音楽とか、自分が尖ってたときに聴いてた音楽とか、やっぱ大切にしなきゃなーって、最近ちょっと思う。頭が悪くても演奏が下手でも自分のやりたいように表現するパンク精神みたいなもの、持ち続けておかなきゃなーって思う。
COMMENT
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- inosan
あとから掘り起こして感じるとものと、多感な時に説明不能なインスピレーションによって触れるのではやはり大きな違いがある。作り込まれすぎていない、感情そのものをむき出しにしたようなサウンド作りや、音楽にとどまらずそのビジュアルにまで及ぶトータルのスタイルが新しかったのだろうか。