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20200124
Pentatonic Love - Last Electro
ジャミロクワイの 「Canned Heats」を彷彿とさせる軽やかなハイハットのオープニングは一転、磨り硝子のようなヴォーカルの薄い膜に覆われて印象派の絵画のような淡い色に変わる。王道のヒットチューンのような額縁の奥に潜ませるのは、健やかな異常性が息づくネオンと街燈が煌めく夜の街。きらびやかなネオンをその身に纏い踊れるのは若者の特権か。若さゆえの冒険と、それが孕む危うさを取り繕って踊るふたり。軽やかな音律に踊らされていたら、どこまでも深く引きずり込まれそうになる。
終幕、シンセが奏でる若々しいアルペジオに、躍るのはいつも一人だと思い知らされる。絶妙なバランス感覚がうつくしい。
COMMENT
どこまでも冷たいシンセ音、軽やかで爽やかなギターリフ、そして乾いたボーカル。それらがまるでadidasのスリーラインのように伸びていく。しかし、最後それらのラインはぐちゃぐちゃに混ざり合いまた違う色へと変化していく。
まるで都会の冷たさ、暖かさ、混沌さを体現するかのような曲に、憧れを抱かざるを得ない。- マスター
- 皆さんからのコメントお待ちしております。お気軽に投稿してください。
- kato
これぞネオ渋谷系って感じ!って思った。
サカナクションの山口一郎を彷彿させられるような、
絶妙に計算されたような音の配置がとても美しいですね。