江夏の21球、しゃぶの5球…
崖にしがみついて建つ鵜戸神宮。
参拝したあとは、これで運を試します。
本殿下の磯にある、亀石の背中のくぼみめがけて、
素焼きにした泥の玉を投げます。
見事入れば願いが叶うというのだが、
ひとりに与えられる玉はわずか5球…。
しかも男性は左手で、というルールがあり、
正直、根拠はないがけっこう自信を抱いて行ったわけですが、
んー…思ったより、亀、遠いぞ!
バカラを観察する沢木青年の如く、
しばらく観察してみたけど、みんな、入ってないぞ!
しかし僕には、絶対に負けられない(!)理由がありました。
静岡は藤枝でお世話になった「藤枝の兄貴Sさん」の心願が僕の玉には込められているからです!
(2007・9・9記事、みんなでつくるPROOF OF…参照)
「1球で決めてやる」
1球目で外したら5球とも外す気が何故かして、
鬼の集中力で投じた初球は…
くぼみわずか数センチ横の甲羅に当たって
砕けて、破片の一部だけくぼみに転がって入りました。
惜しい!
集中が切れてないので間髪入れず投じた2球目は…
またしても、あと数センチ!
でも感触は悪くないぞ!
さらに間髪入れず投じた3球目…
数十センチ!
ちょっとずつ離れていってるな…
これはまずい、ということでここで一息つきます。
負けられないんだ!
気合いを一周回ったリラックスに変えてやる!
そして投じた4球目でした!!
左腕が今までにない「しなり」を見せる!
シャッ…
…
すっぽ抜けた!
あー、亀にすら当たらずに海に消えていきました。
あ、あ…後がない5球目…!
破片が入った1球目を「入った」ってことにしようかな…(解釈改憲)
いや、だめだ!弱気になるな!軟弱ゥ軟弱ゥ!
シャッ…
真ん真ん中に、ストラーイク!!!
WOOOO
RHYYYYYYYYY!!