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大分一優しい男

2008/11/21 [19:35]

熟睡している間に「さんふらわあ」は12時間の航海を終え、大分港に到着。


九州に戻ってきた僕を、大学の友人ペッティングが再びもてなしてくれました。
再び、というのは、
実は3週間まえ、九州を離れる前日にも国東(くにさき)の彼の自宅を訪ね、
泊めてもらっていたのでした。


ペッティングは、大学を卒業してから故郷大分に帰り、
地域を守る公僕の職に就き、なかなか立派になっていました。
名前も示す通り、大学時代は不真面目な男で、
若気の至りで、ちょっとした「出歯亀行為」を一緒にやったこともあるくらいなのですがね。
月日は移ろい、うーむ、僕だけがまだ馬鹿なことを続けています…。


さて、前回は、辺境の地、国東唯一という居酒屋に連れてっておごってもらい、
今回は、隠れた大分名物、別府冷麺をご馳走してもらいました。
ペッティング、ありがとう!
前回はたまたま帰省中だった奥様のまいちゃんにも、
実に6年ぶりぐらいに会って話せたし、とても楽しかった。満足です。
いつかこの借りを返さなければね。
写真は二人に愛されるうさぎのロビン。太ってます。



金太郎

2008/11/19 [20:57]

加太の淡嶋神社で安産祈願をしてきました。


ひな祭り発祥の場所でもある淡嶋神社は、
婦人病、安産、子授けに特にご利益がある神社なのだそう。
そして人形供養で有名で…


ん?
前にも来たぞ!ここ!
(6・14記事参照)
前回、僕の心からの(!)祈願の甲斐あって、
親しい二組の夫婦の間に、無事、元気な子供が生まれたということで、
大学同期、頑張るなつめぐの為に、これはまた行かねば、ということで5ヶ月ぶりの再訪問です。


そしてもう一度。
どうせ他人の子やし、バカでもアホでもサルでも縮れてても全然いいけぇ元気な子供を!



あらぎ島 生産するコロッセオ

2008/11/18 [08:31]

眼下に現れた「あらぎ島」の造形に見とれて、僕は石と化してしまった。


紀の川を下り、和歌山市に到着。
そこから北へ舵を切り、大阪港へ行くつもりが、
「あらぎ島」の情報を得て、どうしても行きたくなり、
九州がまた遠のくが、さらに寄り道をすることになりました。


あらぎ島…
和歌山県唯一の「棚田百選」選出の棚田で、
有田から有田川を50キロ程さかのぼった山中にある。


「どこ行くんな?こんな山ん中へ(笑)。何も無かろう。」
だいたい中間地点の、明恵の道の駅で、地元のおじさんに訊かれました。
「<あらぎ島>に…」
「島…?この先に、島?」
「棚田の名前なんです。あらぎ島」
「……」
「清水っす。清水ってとこに行きます。」
「ああ清水な!まだ、だいぶあるで!まあ頑張りぃや!」


おじさんは「あらぎ島」を知らなかった。
そして口下手な僕が、何ら説明出来ないまま、おじさんは明るく去っていきました。
しかし、そう、山中に確かに島があるんです。


有田川の上中流は、河岸段丘もほとんど作らずに、
深い谷をとにかく削りながら流れています。
少ない、というか、無いかのような僅かな平地に、
田畑が拓かれ、小さな山村がぽつぽつとあります。
江戸時代前期、清水の村で、
人々は、大きく湾曲した有田川の内側の円形の土地をならして、放射状の田んぼにしました。


水に囲まれた円い棚田。これが「あらぎ島」です。
もちろん今も現役で耕作が続けられています。
写真の通り、何とも言えない、不思議な造形美。
うー………………………ワッ!
棚田好きにはたまりません。
コロッセオのようなピラミッドのような…
それがマチュピチュの場所に在るような…


しかし神殿でも陵墓でもなく、
ただの田んぼなのである!
米を得るためだけに作られたである。


僕は、一日の疲れを忘れ、思考力も失って、
たまらんたまらん…
と、うわごとを言いまくっていました。
円形闘技場の真ん中を貫く道を、
お爺さん剣闘士のカブが一台ポロロと走る。。。
たまらんわたまらんわ…


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