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もらいすぎサンダーロード

2008/10/23 [19:57]

上尾峠を上り切ったところで、汗を拭いて休憩していると、 松山からバイクで水を汲みに来たという、歯抜けのオジサンが話し掛けてきました。


人の好いオジサンは、
袋いっぱいのトマトと手ぬぐいを2枚、くれました。
オジサン、ありがとう!
OMちゃんは相手の言葉がよく聞き取れなくても、
愛想よく会話していました。
この女…!


歯抜けオジサンの水場で、僕らも水を汲もうと訪れると、
同じく松山から来たご夫婦の先客が居て、激励をもらいます。
そして、その先の道の駅「ひろた」にて、
おはぎと柏餅の昼ご飯をご馳走になりました。
ご夫婦、ありがとう!


さらに、そこの駐車場で野良猫と遊んでいると、
前に松山のドラッグストアで会っていたおばさんが
「またお会いしましたね(^-^)」とやってきて、
ゆずクッキーをくれました。
おばさん、ありがとう!


頂きもの数珠つなぎです。
ありがたい限りだ。
そしてOMちゃんは、軽やかに爽やかに物をもらう。
「いーんですかー!ありがとうございます!」
電車で人に席を譲ろうとして固辞されてばつが悪い感じになるときありますよね。
あの正反対な感じで、素直で、いい。


旅が、素直な人をより素直に、優しい人をより優しくしていくのなら、
自分の娘にも、心配すぎて胃に潰瘍を作ってでも、僕はひとり旅をさせたいところです。



銚子ダム

2008/10/22 [20:20]

国道脇の森の中にあった「銚子の滝」(写真)で、眠くなるほど心地いい水音をひとしきり聴いて、「銚子ダム」に到着。


ダムに自転車を漕いで行くとなると、
目指すダムに出会うまでに、
滝はなくとも山や森の空気を、長時間、存分に吸うことになります。
その前段階のおかげで余計、
ダムが、巨大な人工物として際立って感じられて面白いというわけです。(サイクリングのススメ)


人間と自然との間にそびえる堰の、ああ、この雄大な落差。


四国は今、水不足なので、ダムの水位も標準よりかなり低くなっているようでしたが、迫力は十分でした。
僕らはテンションがあがって、
道連れのOMちゃんが
堰の上の道路から、柵を乗り越え、
遥か下の谷底に向けてロックフィルダムの斜面を駆け降りていきました。
「おい、もうその辺でいいって!」
そもそも行けと(半分冗談で)言ったのは僕ですが、
サイレンでも鳴りはしないかと、
小心な僕はヒヤヒヤしてキョロキョロしてオドオドしました。


女は強し。
男と女の間にそびえる堰の、ああ、この落差の泣き笑い…。



とべ!クマタカ

2008/10/21 [15:03]

当たり前だけど、道中、八十八ヶ所の寺々とその案内看板がそこかしこにあって、早くも懐かしい。今日は52番太山寺の近くを通り、ああ、そう、こんなところだった、と回想しました。


道後温泉に再び癒され松山を過ぎ、
南に舵をとって、砥部町でとべ動物園に立ち寄ります。


ホッキョクグマの「ピース君」が顔役を務めるこの県立動物園。
軽い気持ちで行ってみたにも関わらず、2時間はたっぷりと過ごしました。
閉じ込められた動物たちのイライラした感じがやっぱり気になるときもありましたが、
素直にとても楽しかったです。
動物園て大人が行っても楽しめるものなんですね。
ただふと思うのは、
動物園でなく、ジャングルやサバンナで自由に生きるこの動物たちにもしばったり会えたら、
その激烈な感動はこれの比じゃないだろうなということです。
当てはないけど、行きたい場所は無尽蔵…。


♪人間ってすごいねー
♪感動できるなんてさー
(浅井健一)


写真の凛々しい面はクマタカの「徹平」。
森の王者の誇りが顔に出ています。


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