十二番札所焼山寺は、初の山寺。山寺はそもそも、籠もって修行するために開かれたわけなので、当然、奥地にあります。
辛い。苦しい。
しかしそれが楽しい。
つづら折りのカーブ、カーブ、上り坂、上り坂、
えげつない上りが延々と続き、しかし心が燃えます。
苦しみながら楽しむ。
楽しみながら苦しい。
愛しながら憎み、憎みながら愛す。人間はほとほと矛盾してますね。
水をガブガブ飲んで、梅干しを食べる。
ダクダク流れる汗を試しに舐めてみると、もはや梅干しの味がしました。
体はココロより、正直で単純で素直だ!
焼山寺は杉の巨木がこれでもかと林立する山の中にあり、
呑まれるような荘厳な雰囲気でした。
山門をくぐるときの、不思議な、新しいような気持ち。清新、と言ったらよいか。
とにかくそれは心地よいものでした。
さてブレーキパッドを削りながら(溶けそうだった)山を下り、
十七番井戸寺まで参拝し、徳島市内に入りました。
優しいご老人がたに出会い、初のお接待で、徳島ラーメンを食しました。
<ラーメン東大>のラーメン大600円、
和風な香りする豚骨醤油、美味しかったです。
徳島ラーメンの半分はやさしさで出来ていました。