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食べて飲んで拝んで食べて

2008/09/08 [20:38]

十二番札所焼山寺は、初の山寺。山寺はそもそも、籠もって修行するために開かれたわけなので、当然、奥地にあります。


辛い。苦しい。
しかしそれが楽しい。
つづら折りのカーブ、カーブ、上り坂、上り坂、
えげつない上りが延々と続き、しかし心が燃えます。
苦しみながら楽しむ。
楽しみながら苦しい。
愛しながら憎み、憎みながら愛す。人間はほとほと矛盾してますね。
水をガブガブ飲んで、梅干しを食べる。
ダクダク流れる汗を試しに舐めてみると、もはや梅干しの味がしました。
体はココロより、正直で単純で素直だ!


焼山寺は杉の巨木がこれでもかと林立する山の中にあり、
呑まれるような荘厳な雰囲気でした。
山門をくぐるときの、不思議な、新しいような気持ち。清新、と言ったらよいか。
とにかくそれは心地よいものでした。


さてブレーキパッドを削りながら(溶けそうだった)山を下り、
十七番井戸寺まで参拝し、徳島市内に入りました。
優しいご老人がたに出会い、初のお接待で、徳島ラーメンを食しました。
<ラーメン東大>のラーメン大600円、
和風な香りする豚骨醤油、美味しかったです。
徳島ラーメンの半分はやさしさで出来ていました。


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お遍路入門

2008/09/07 [18:02]

一番札所霊山寺から十番札所切幡寺までは、 弘法大師さまの計らいか、吉野川沿いの平野部に2キロ間隔くらいに並んで建っていて、楽に回ることが出来ます。


教えてもらった(一応の)参拝の作法を反復練習しているみたいな気分になりました。
夕方、明日に備えて、ペットボトルの水を満タンにしとこうと、
名水100選の<江川の湧水>を汲みに行ってみると、
澄みきった綺麗な泉ではあるものの湧出量が少なく、飲めない状態でした。
失意のうちに、横にあったよく整備された東屋で野良犬と遊びながら休んでいたら、
<(お遍路さん)一泊まで可>
と書かれたプラ板を発見!
怪我の功名で宿を確保しました。


四国の心は寛大だ。だってふつうの公園なんですから。
夜は、遅れてやってきた実に6周目のベテランお遍路さんに、貴重な情報と助言を頂きました。
初日とベテランの間には奇妙な師弟関係が出来上がり、
半月の美しい夜は「あぁ、そうなんですか!」の連発のうちに更けていきました。



The 5th Leg  また旅がはじまる

2008/09/06 [15:05]

岡山県玉野市の宇野港からフェリーに乗り、香川県高松市に渡る。 長かった第4レグもここで終わり、旅は新章に突入します。


第5レグは、
<四国八十八ヵ所霊場巡りの旅>
自転車で、弘法大師ゆかりの霊場を順次回っていきます。
まずは「発心の道場」徳島県からスタート。
高知、愛媛、香川と、時計回りに走ります。
鳴門市の一番札所霊山寺では、
これから長い旅に出る真新し白装束がたくさん見えました。


ところで、
このところ、ブログの記事ひとつひとつがどんどん長くなってきているので、
ブログの構築が、若干旅そのものを圧迫?するようになってるときがありました。
なので第5レグは、
北海道時代のようなシンプルな記述でいこうと思います。


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