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金印の島

2008/12/24 [18:39]

remember陸繋島。


途中から棚田にそのイスを奪われた感もなきにしもあらずですが、
この日本縦断旅の隠れたテーマが、
日本全国の陸繋島をみて回ろう。でした。


博多湾に浮かぶ周囲8キロの志賀島(しかのしま)は、
「海の中道」によって陸から繋がれた、美しい陸繋島であります。
市街から島を一周して帰ってくる50キロ、案外時間がかかりましたが、
個性的な、面白いところでした。


島自体はひなびた漁村の点在するのどかな場所。
しかし一方で砂州部分は、何と遊園地もあるレジャー砂州になっていました。
高層マンションもどかどか建っています。
こんなパターンは初めてですね。面白い。
博多が大都市でなければこうはならなかったはずで、
どこに在るかによって陸繋島のかたちはその都度変わってくるわけです。


写真は、金印公園のモニュメント。
志賀島の畑から出てきた、漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)の金印。
邪馬台国以前に博多にあった奴国の、漢への朝貢の証です。
日本史の先生が口角泡を飛ばして熱く語っていませんでした?



223ふたたび

2008/12/22 [22:13]

博多から高速バスに乗り込んだ。


といっても、もちろん自転車の旅を諦めたのではなく、
東京・品川で行われた223君の結婚式に参列するため、
自転車とすべての荷物を博多駅の駐輪場に預け、
一路、東へ向かったのでした。


マスター、raulと合流し、京都からは新幹線で、
日帰り東京弾丸ツアーであります。


223と聞いて、オヤ…と思う人がもしいれば、かなりのこのHPのマニアですね。
去年の夏、東北縦貫の2ndレグのラストに東京・立川で彼に会い、泊めてもらいました。


「俺も結婚するかも」
と言っていたその時の話が喜ばしくも現実になり、
こうして駆け付けられることが、本当に嬉しいです。
まさか未だ旅の途上だとは思っていませんでしたが。


一緒だった15歳の馬渕教室や、19歳の合格発表のことも思い出しながら、
28歳の冬の慶事を心に刻みました。
おめでとう、223。
おめでとう、375さん。
これからも4649!


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香る棚田

2008/12/21 [22:22]

カメルーンフィーバーも懐かしい、大分県中津江村を通り、福岡県に入ります。


日本の国土のほとんどを占めるのは山林です。
造られた緑しか緑が無いような都市に暮らしていると、忘れそうになるこの事実。
山間部を走っていて、延々つづく道や雄大な景色をみていつも思うのは、
東京や大阪や或いはすべての県庁所在地クラスの都市を含めても、
ごくごくわずかな土地に、人が思い切り密集して生活してるんだなという、実感です。


都市はほんの一部、イナカが大半。
しかしイナカも一部、ほとんどは山林。
(足でそれを知った。と言ったら言い過ぎか…)

写真は、福岡県八女郡星野村にある、広内・上原地区の棚田。
「天に昇る階段」の異名を持つ見事な137段です。
付近にはそこら中にきれいな棚田があり、
星野村は茶の産地でもあるので、こうばしいお茶の香りの風が優しく流れていました。
お茶の香りを楽しもうと目をつむると、
Oh、棚田が見えない。



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